建築の資格
特に建設は、様々な分野にわたっているため、一口に建設という言葉ではくくれないほどの数があります。
建築に関わる資格で代表的なものは、一級建築士、二級建築士です。どちらも建築物の設計を行なうには必要不可欠の資格で、国家資格となっている、人気の高い資格の一つです。
また建設に関わる国家資格としては、建設業法において定められているものに、施行管理技士という資格があります。
これは、設計から実際の施行に至るまでの一連を管理監督する技術者のことで、職人としての技術だけでなく、さらに建設の一連の流れを管理する能力を求められる、非常に難しいけれど意義の大きい資格です。
他にも、多くの分野における管理技士はほとんど国家資格で、例を挙げれば、土木施工管理技士、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士、菅工事施工管理技士、造園施工管理技士、建設機械施工技士などがあります。また建築物において衛生環境が確保されているかどうかの基準を定めている、建築物衛生法といわれる法律に基づいている国家資格としては、建築物環境衛生管理技術者をはじめとし、貯水槽清掃作業監督者、清掃作業監督者、空気環境測定実施者などがあり、非常に多方面にわたっています。
さらに、建築基準法に則ってある国家資格としては、建築基準適合判定資格者や特殊建築物等調査資格者、昇降機検査資格者、建築設備検査資格者があります。
他にも、建設に関わる国家資格として、電気に関わるもの、ダムなどの河川に関わるもの、水道に関わるもの、消防に関わるもの、土地に関わるもの、人事管理に関わるものなどがあり、これを見ただけでも、いかに建設業界の範囲が広範囲にわたっているものなのかということがよくわかります。
さらに、建設業の許可区分において、元請会社に必要な許可である特定建設業という許可区分があるのですが、これのうちのいくつかでは、専任技術者という資格が必要になります。
専任技術者
土木工事業、建築工事業、菅工事業、鋼構造物工事業、舗装工事業、電気工事業、造園工事業の7業種においては、1級の国家資格や技術士の資格、または大臣認定を受けた専任技術者といわれる人が、常勤していなければなりません。
この専任技術者資格も、非常に多岐にわたっており、上記の7業種はもちろん、石や左官からとび、土木、コンクリート工事、屋根や舗装、板金、ガラス、塗装、電気通信工事、熱絶縁工事、防水、内装、建具、水道、清掃に至るまで、すべて資格があります。
つまり、一定レベルの職人技術があるということは、多くの場合、国から認められている資格を取得できるレベルということになっているというわけです。
ですから、一見何気なく見える道路舗装工事の中にも、国家資格を持っている方もいらっしゃったりしますし、ダム工事などの実生活であまり目に見えない工事の中でも、国家資格を持っていらっしゃる方がいます。
それだけ建設現場というのは、熟練した技能とそれを活かすすべを知っていることが重要になるということです。
どれも専門技術のため、非常に狭い資格ですが、それらがすべて集まって、一つの建設というものが成り立っているということです。