建設業界の倒産件数

実際のところ、2008年度の建設業界における倒産件数は増加しており、4,540件となりました。

これは前年比11%も増加しています。

さらに、建設業界における負債総額は1兆3983億円で、前年比にすると66.9%も増加しています。

大手建設会社であるオリエンタル白石やおあみ建設などでも経営破たんに至ってしまい、建設業界の現状としてはかなり暗いものであることをあらわしています。

建設業界の現状はこのようにかなり先行きが怪しく、現在では負のスパイラルに陥っているとさえいわれています。

これは、建築依頼があり、建築作業が開始されても、建築作業中や建築作業の完了後に不動産会社がつぶれるということがあるために、資金が回収できなくなった大手ゼネコンがつぶれるというスパイラルです。

さらにその上、損失を埋めようと事業拡大をしてみても、逆に余分な負担となるという企業も続出しているわけです。

そのため、建設各社は様々な生き残り作戦をかけているというところが現在の動きです。

地震リスクを診断できるマンションやビルを開発したり、コンクリートやセメントなどの品質改良をしたり、交通シュミレーションシステムの構築、医療機器などの特殊エンジニアリング分野などの様々な分野に進出しようと試みたりしています。

これは、従来のゼネコンという枠にとどまらず、どんな分野にでも手を出していこうという現れです。

同時に、ビジネスモデルの改良にも取り掛かっており、建設業界に従来からある収益性の低さを何とか改善できないかと模索しています。

今後も、まだまだ建設業界は縮小傾向にあります。

つまり、競争は激化し、生き残りのために業界再編がさらに進んでいくことでしょう。

今後の動きに注目していく必要があります。