技術力を開発する

現在の不況の段階で技術力を開発しておくことで、建設投資が安定した時期がきたらより積極的な経営が出来るよう、今は磨きをかけておく段階となっているということです。

また他にも、安全・安心に重点を置いた建設技術の開発も進められています。

この安全・安心とは、建設物自体の安全だけでなく、インフルエンザへの対策や既存建物からの危険物を取り除くロボット開発にまで及んでおり、建設業界は非常に広範囲にわたって安全技術を開発しているところです。

例えば大林組は、インフルエンザの発生によって医療機関で病床が不足した場合に一助となる、新型インフルエンザ対応緊急病棟(パンデミックエマージェンシーセンター)というものを開発しました。

これは、医療機関の病床が不足したときに、駐車場などの空き地に厚生労働省のガイドラインに即したプレハブ病棟を短期間で施工できるものです。

個室病室もあり、ウィルスが漏れない工夫などもしてある、高度なプレハブ病棟となっています。

そして、安全の中でも特に求められるのが、地震です。

耐震技術の開発は、建設業界にあるどの会社も力を入れている分野です。

例えば戸田建設は、簡単かつ短期間で耐震性の高い建築物を作れるよう、従来の鉄筋コンクリートと同じ強度でありながら、型枠工事の大幅な削減が出来る耐震補強工法を開発しました。

また鹿島建設は、どこでも大地震を体感できる機械を開発し、免震や制震構造により揺れが低減できることを実感してもらえるようにしました。

これによって、新築や改修を予定しているビルオーナーなどからの理解を深めることで、耐震技術を普及させようと考えています。

他にもこれはもともと大成建設内で使用していた地震予測速報システムで、気象庁の緊急地震速報をもとに、揺れの大きさと到達時間の予測をパソコンに割り込み表示するなどして、地震情報の配信をするものです。

大成建設は、顧客の企業存続計画策定支援の一環として、大成リアルタイム地震防災システムを売り出すことにしました。